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翻訳会社への発注ノウハウ-保存版

5つのチェックポイント

その1.翻訳会社に渡すモノ、伝えるコト

2.原稿(後半)

少し翻訳会社や翻訳者の立場に立ってみましょう。

困るのが、原稿を読んでも、それが固有名詞として書かれているのか一般名詞の意味で書かれているのか判別できなかったり、固有名詞の場合も、すでにその固有名詞には定まった訳があるのかないのかわからない場合が多いことです。発注者は、原稿を渡す前にそういった視点でも読み返してみて、それらの箇所があれば、必要な指示をしてあげることが必要です。

さて、以上、原稿上のポイントを見てきましたが、もう一つ重要なことに、それらの指示、伝達のタイミングがあります。

あなたのほうで調べられるもの、調べることになっているものについては、できれば、はじめに原稿に書き入れておくか、別にリストアップして翻訳会社に渡しておきましょう。

どうせ後ですることなのですから。それにあとで人が作った文章(訳文)にひとつひとつはめ込む作業は意外に手間がかかりますし、なんども出てくるものなどは後ではめ込む場合には抜け落ちる危険性もあります。翻訳者にとってもはるかに翻訳作業が進めやすくなります。「固有名詞でわからないところがあったら訊いてください」とか、「固有名詞はこちらで入れますから空けておいて下さい」とかはあまり望ましい方法ではないのです。

以上のポイントをまとめ、原稿を渡す際の「これ、翻訳お願いします」ではない望ましい言い方の例を最後に書いておきます。

「社内の人名や肩書き等々は原稿に書き入れました。これ以外にも固有名詞が出てきますが、こちらでもわからないので調べてみてください。(ある原文中の言葉を指しながら)ここは固有名詞ではないのでふつうに訳していただいて結構です。調べたうえで定訳がなさそうな場合には、原文のまま残して後ろに括弧書きで適当な訳を入れておいて下さい。」

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5つのチェックポイント 目次
その1. 翻訳会社に渡すモノ、伝えるコト 1.原稿(前) 2.原稿(後) 3.参考資料、文体
その2. 納品形態(予定)  (予定)
その3. 賢い納期の決め方&伝え方(予定)  (予定)
その4. レイアウトやデータ形式を決める(予定)  (予定)
その5. 料金についてはここを押さえる(予定)  (予定)